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「南伊勢町の地域医療・ケアに関する包括連携協定」を締結

三重県厚生連

南伊勢町とJA三重厚生連は27日、南伊勢町役場南勢庁舎で「南伊勢町の地域医療・ケアに関する包括連携協定」を締結しました。

南伊勢町は、急速な人口減少に加え高齢化率が50%を超えるなど、県内で最も少子高齢化が進んでいる地域で、また、医師をはじめとする医療従事者の不足が慢性的な課題となっています。

こうした問題を解決しようと南伊勢町とJA三重厚生連は、それぞれが運営する町立南伊勢病院、南島メディカルセンターを加えた四者による地域医療・ケア会議を立ち上げ、今後の南伊勢町の医療・介護のあり方、両医療機関の連携・協力体制についての検討を行ってきました。

協定の締結式では、小山巧町長、当厚生連の庄山隆裕理事長、町立南伊勢病院の山添尚久院長、南島メディカルセンターの酒徳光明センター長が出席しました。

庄山理事長は「南伊勢町の医療・介護を支えていくためには、両医療機関がこれまで以上に連携・協力して、一緒に考え、一緒に進めていくことが必要」と話し、同厚生連としても、全面的に支援・協力する意向を示しました。

今後は、両医療機関が協力して、入院診療の機能分担、医師をはじめとする医療従事者の確保、職員の相互派遣等を通して、町内のプライマリ・ケアを支えていくための仕組みづくりを進めていきます。

締結書を手にもつ庄山理事長(左)と小山町長(右)

(三重県厚生連 管理部 黒田浩一)