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在宅療養支援診療所を開所

福島県厚生連

JA福島厚生連は、4月1日、白河厚生総合病院内の農村健診センターに在宅療養支援診療所を開所しました。白河市内の診療所と連携し、病院に通院が困難な患者に対し、医師が訪問して在宅診療を行っていきます。

同日行われた開所式では、大木進司農村健診センター所長が「地域に根差し、地域が求める医療の提供に尽力していきたい」とあいさつを述べ、鈴木和夫白河市長が「県南地域では在宅医療を担う医師が減少しており、24時間対応の当診療所の開設は心強い」と祝辞を述べました。

 当診療所では、管理者の緑川淳農村健診センター副所長を筆頭に、地域に根差した医療を行う医師の確保・育成等も踏まえ、併設の白河厚生総合病院から総合診療科医師3名の派遣を受け、交代で在宅診療を実施します。対象地域は福島県白河市、矢吹町、泉崎村、中島村、西郷村の5市町村と栃木県那須町。在宅診療の実施は火、水、木曜日の13時30分~17時。総合診療科医師3名が交代で担当し、夜間、休日は担当医が電話対応し、緊急往診が必要な場合は当番医が対応します。在宅看取り、24時間365日の連絡体制を確保し在宅診療を実施します。

地域住民が自宅等で療養し、自分らしい生活が最期まで出来るよう、福島県南医療圏の在宅医療に貢献していきます。

在宅療養支援診療所開所式の様子

(福島県厚生連 業務部 健康福祉課 佐藤 剛)