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JMECC(内科救急・ICLS講習会)を開催しました

秋田県厚生連 平鹿総合病院

10月4日、当院の講堂において、「JMECC(内科救急・ICLS講習会)」を開催しました。JMECCとは内科医が共通に身に付けておく技術として、心肺停止のみならず、救急を要する急病患者に対応できるよう、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。

JMECCは新専門医制度に基づく内科専門研修で内科専門医を取得するために必ず受講が必要となっています。また、講習会を開催するにはディレクターの存在が必要不可欠であり、この資格を持つ指導者が秋田県では2名(当院 深堀耕平医師、北秋田市民病院 佐藤誠医師)しかおりません。

当日は深堀耕平ディレクター(当院循環器内科)統括のもと、指導者計4名・受講者6名(医師3名・看護師3名)で一時救命処置、気管挿管と除細動、心停止の対応などについて、シミュレーターを用いた実技を中心に、丸一日かけて行われました。受講者からは、「普段、救急の現場に接することがないので大変有意義だった」、「救急に苦手意識があったが、自信が持てるようになった」などの感想が寄せられました。次回開催は令和5年6月頃を予定しています。

JMECCの様子

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 三浦由佳)