高校生向けインターンシップを開催
茨城県厚生連 土浦協同病院
JA茨城県厚生連が運営する土浦協同病院は、茨城県内の病院薬剤師不足の現状を受けて、夏休みを利用した8月6日、13日に県南地域の高校生を対象としたインターンシップを開催した。
調剤室見学、化学療法や調剤ロボット体験、先輩薬剤師や薬学生との交流会などが企画され、実際に病院薬剤師という仕事を見て、将来を考え始めた高校生が進路選択や受験勉強のモチベーションアップへと繋がるような内容となっている。
インターンシップは二日間で54名が参加し、交流会では予定時間を超過するほど活発な質疑が交わされ大いに盛り上がった。
参加した男子高校生は「薬剤師業務の見学や、薬学生から受験勉強や大学生活などの体験談を聞くことができ、ぼんやりとしていた将来の目標がはっきりした。」と笑顔で答えた。
インターンシップを企画した薬剤部 安藤寛子副部長は「県内の病院薬剤師不足は深刻。薬剤師の確保が目的だが、みなさんの進路選択の一助になれれば企画した甲斐がある」と語った。
インターンシップにはNHK水戸放送局や地元新聞社の取材も入り、茨城県内の病院薬剤師不足問題の特集も組まれた。
JA茨城県厚生連では薬学生のキャリア支援策として、独自の奨学金制度も整備し、地域医療を支える薬剤師の育成を積極的に後押ししている。


(茨城県厚生連 総務部 広報担当 先崎理恵)
