地域医療支援病院主催 医師同士の情報交換会報告
山口県厚生連 周東総合病院
6月20日(金)、当院で年に1度の医師同士の情報交換会が開催されました。この機会は、地域の先生方と当院の医師が顔を合わせる貴重なイベントであり、昨年から柳井医師会、大島郡医師会、熊毛郡医師会に加え、岩国市や光市の登録医療機関の先生方も参加していただきました。
今年の企画では、研修医2年目の先生が日本人特有の柿の食べ過ぎによる胃石が形成された症例とその治療方法について発表し、参加者の先生方と活発な議論が行われました。会食の時間では、当院医師と地域の先生方が混合で10人ほどのグループを形成し、食事をしながら情報交換が行われました。未だ尾を引くコロナ禍の影響で、対面での食事が貴重な機会となり、会話が途切れずに時間が延長されるほどの交流が生まれました。その後、別のグループに再編成され、地域の課題や今後の展望について熱心な議論が行われました。地域の医療圏ならではの悩みや先生方の絆を再確認する機会となり、さらには議論が簡単に解決できない点もある中、地域をより良くしていこうという先生方の共通の思いを強く感じました。
私は研修医として早くも3か月が経過しました。実際に患者さんと向き合い医療に携わると、大学で学んだ臨床とは異なる点も多く日々自身の課題を痛感しています。今回の情報交換会で先生方から多くの刺激を受けました。1日でも早く柳井地域の医療に貢献できるよう、また地域の先生方や患者さんから信頼される医師になれるよう日々精進して参る所存です。


(山口県厚生連 周東総合病院 研修医 泉本真志)