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医療資格取得者養成~体験談~

秋田県厚生連 雄勝中央病院

当会では、地域の中核的医療機関として専門的な知識・技術習得の支援を行っています。令和3年度に、制度を利用し助産師資格を取得した方の体験談をご紹介します。

看護師 助産師 松井麻美子

「寄り添える助産師を目指して」  

  私は、看護師の経験を経て、今年度より助産師として勤務しています。助産師を目指したきっかけは、産婦人科病棟での勤務経験でした。命の誕生に立ち合い、共に泣いたり笑ったりしながら妊産婦さんと関わる中で、生命の誕生を手助けする助産の仕事がしたいと思うようになりました。そして、いつでも真摯に妊産婦へ向き合う同僚助産師の姿勢を間近でみながら、助産師という職業への誇りを感じ、その意思や関わり方を継承していきたいと思うようになりました。

 その思いを胸に、昨年度、秋田県立衛生看護学院助産科へ入学しました。久しぶりの学校生活に不安や戸惑いもありましたが、共に高めあった同期である学生達や、いつでも親身になり支えてくれた先生方のおかげで1年間の学校生活や実習、国家試験を無事に乗り切る事ができました。学生生活の中で印象に残っている事は、妊娠期から出産・産後のケアまで、一人の妊産婦さんを受け持った継続事例です。関わりの中では、その人の妊娠や子どもに対する思いを共感し寄り添う事、その人が望む出産や子育てのためのケアを実践する事の大切さを学びました。そしてそのことがより良い妊娠期、出産、そして育児に繋がっている事を実感しました。

 助産師になった今、知識、技術の学びを深めながらも、一人ひとりに合わせたケアを行い、その人にとってより良い出産、育児が出来るよう、寄り添いながら関わっていきたいと思います。

(右下)松井麻美子さん

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 三浦由佳)