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第80回関東農村医学会学術総会

茨城県厚生連 茨城西南医療センター病院

 JA茨城県厚生連が運営する茨城西南医療センター病院において、9月10日、第80回関東農村医学会がWebにて開催されました。 

 未だ新型コロナウイルスは終息せず、超高齢社会、医師の偏在や働き方改革への対応など多くの課題を抱えている状況の中で、これから中核病院がどのように機能していくのかを主眼に置いた、「未来志向の地域医療 ~これからの中核病院が目指すもの~」が今回のテーマとなりました。

 学会長である野村明広病院長は、開会のあいさつで「新型コロナウイルスの感染が蔓延し、院内感染リスクに隣り合わせで各医療機関は大変苦労されている。今回はそのような沈滞ムードを払拭し、将来のために明るく前を向けるような学会としたい」と述べました。

 約70の演題が医師をはじめとする各部門の医療従事者から発表され、新たな発見や情報共有など参加者にとって非常に有意義な場となりました。

 最後には、筑波大学システム情報系教授 山海嘉之先生による「地域・広域医療の未来を支えるサイバニクス 医療イノベーション」の講演があり、未来における医療の方向性の一つとしてITを利用した医療に関する紹介と説明がされました。

 閉会のあいさつで、野村病院長は「今回得られた知識を是非とも現場に活用し、今後の地域医療の発展に繋がれば嬉しく思います」と締めくくり、学会は無事終了となりました。

野村病院長による学会開会のあいさつ

(茨城県厚生連 総務部 広報担当 酒井一彦)