土浦協同病院附属看護専門学校で戴帽式 ~看護の道へ、新たな一歩~
茨城県厚生連 土浦協同病院附属看護専門学校
10月4日(土)、土浦協同病院附属看護専門学校(渡部誠一学校長)で、戴帽式が厳かに執り行われました。式典は教職員や保護者が見守る中で行われ、看護師を志す学生にとって大きな節目となりました。
戴帽式は、臨地実習を控えた学生が専門職としての自覚を新たにする重要な儀式です。2年生76名はナースキャップを授かり、キャンドルの灯を掲げながらナイチンゲール誓詞を唱和し、看護の道に進む決意をあらためて胸に刻みました。
近年、臨床現場では院内感染のリスクからナースキャップが廃止され、名称を「宣誓式」などに変更する学校も増えています。しかし、同校では看護職への意識を高め、その責任の重さを自覚させるための儀式として、伝統的に戴帽式を継続しています。
渡部学校長は式辞で、「医療現場では、患者に寄り添い信頼される看護師が求められています。これからの看護実習や国家試験の準備で壁に当たることもあるでしょう。今日の誓いを忘れず、皆で支え合いながら夢に向かって進んでほしい」と激励の言葉を贈りました。
また、学生代表による「誓いの言葉」では、「ナースキャップを戴き、責任の重さを感じています。患者に寄り添いながら理想とする看護師を目指し、仲間と支え合いながら共に成長していきたい」と力強く決意が語られました。
これから学生たちは病院での臨地実習に挑み、看護師として必要な技術と人間性を磨いていくことになります。

(茨城県厚生連 総務部 広報担当 先崎理恵)
