2021年10月号(No.523)

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今月のみどころ

▼病院長インタビューは、山口県厚生連 長門総合病院の村松慶一病院長の「医療圏超えた総合医療センターへ 全員のプロの仕事で飛躍」です。2019年から2年半に及んだ増改築工事が完工し、今7月に竣工式を迎えた新しい施設で、各分野の機能も充実し、医療圏唯一の公的医療機関として、地域に必要な医療を提供する体制が整っています。そのなかで村松病院長は、「それを支えているのは建物や設備ではなく人である」と強調され、「医療人として目の前の患者さんを全力で診ていくことに尽きる」と述べられています。▼レシャード先生の「アフガニスタンからみた世界と日本(17)米軍撤退が生んだ悲劇と夢、アフガニスタンの現実」は、アフガニスタン出身の筆者が客観的な情報を踏まえ、母国の状況を冷静に分析されています。文末の「世界中の皆様に、この国を見放さずに、関心を持って、温かい目で見守っていただけるようにお願いしたいです」に、筆者の切なる思いが表れていると感じました。