会議・研修

令和3年度の協同の成果と、医療・介護関連物資等の急騰・供給情勢への緊急対応を確認

会員厚生連および会員単協常勤役員・参事合同会議を開催

7月7日に、会員厚生連および会員単協常勤役員・参事合同会議を開催し(オンライン併用)、21厚生連、15単協から53名の方々にご出席いただきました。

文化連からは、令和3年度業務報告書案・第74回通常総会議案、医療物資等の急騰・供給情勢にかかる緊急要請活動、「JA全国大会決議」文化連令和4年度実践方針の推進、厚生連情報教育事業システム検討小委員会の検討状況について報告し協議を行ないました。

報告では、ロシアのウクライナ侵攻等による世界経済の混乱の影響が、医療・介護資材等の価格急騰・供給不足として深刻化していること指摘。参加者からも医療ガスの供給不安など医療現場の窮状を訴える声があがりました。

東代表理事理事長は、国の関係機関に対する緊急の要請活動を強化するとともに、会員病院と連携を密にして欠品や代替品の迅速な情報提供や使用対策を徹底していくことを述べました。

また第100回国際協同組合デーにちなみ、協同組合の使命として食と医療・福祉が満たされた安心の社会づくりが、平和を守る礎になるとし、食料安全保障の構築や社会保障の充実化をめざして、世界中の協同組合が連帯し運動と事業を通じて平和な国際社会への貢献をアピールしていくとしました。

特別講演では、「どうみる?コロナの行く末とこれからの医療~患者・住民の視点で考える~」と題し、東京医科歯科大学名誉教授の高瀬浩造先生(文化連特任指導職)が講演しました。新型コロナパンデミックで見えた医療提供体制や診療抑制などの課題を踏まえ、今後の医療制度の方向性や公的医療機関としての厚生連病院の役割についてご提言をいただきました。