クリニカルパス大会の開催
広島県厚生連 広島総合病院
令和7年11月18日、当院にて「第3回JA広島総合病院クリニカルパス大会」を開催しました。クリニカルパスとは、治療やケアの流れを計画表としてまとめたものです。設定された目標に向かってスタッフ全員が共通の方針を確認しながら進めることで、診療の効率化や医療の質の安定、さらにはスタッフ間の連携強化を図ることができています。また、患者さんにとっても、これから受ける治療の流れや回復の目安をあらかじめ把握できるため、安心して治療に臨むことができます。
パス大会では、当院の4部署がそれぞれのパス運用において、医師よりパス対象疾患の概要の説明が行われた後、パス活動の現状と今回のパス改定の取り組み、医療経済効果など日頃の活動を振り返り、具体的な成果と課題を発表し共有しました。発表後には活発な意見交換が行われ部署間の情報共有が深まったことで、今後のパス改訂や業務改善に結びついていくものと思われます。
また、今回は初の試みとしてJA尾道総合病院にリモートで参加していただきました。広島厚生連全体での質向上を見据え、今後は合同でのパス大会開催も視野に、当院でもパス活動のより一層の活性化に努めてまいります。
（広島県厚生連 広島総合病院 医事課 三好瑠美）