第60回・横手救急フォーラムを開催しました
秋田県厚生連 平鹿総合病院
この度、平鹿総合病院において60回目を迎えた「横手救急フォーラム」を開催しました。
このフォーラムは、横手市消防管内の救急隊員と当院を含めた搬送先医療機関の医師が集まり、救急隊員が日常業務の中で経験した事案が、最良の判断や方法で救命搬送されていたか、搬送先の医師と共に振り返り、情報共有を行う場として、毎年3回開かれております。
救急隊員の方から「火災傷病者に対し行った特定行為気管挿管の考察」「社会復帰した火災現場でのCPA事案について」の2題が発表されました。各演題発表後には、演者考察後の疑問点あるいはアドバイスをフォーラム参加者に投げかける形で進行され、活発な意見交換が行われました。
また、当院の医師からは「熱中症ガイドライン変更のポイントと診療マネジメント」「上記CPA事案症例の病院到着後経過について」の2題が発表されました。フォーラム終了後も救急隊員の方が個人的に医師に質問する姿もあるなど、救急隊員の皆さんの日常業務、人命救助に対する熱意や使命感を強く感じさせられました。
当院としても、このフォーラムが適切な救命搬送及び救急活動における救命率の向上に貢献できるよう、横手地域の救急医療機関として協力してまいります。


(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 斉藤瑞希)