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院内防災訓練を実施しました

神奈川県厚生連 伊勢原協同病院

令和7年8月7日に伊勢原消防署の職員立ち合いのもと院内防災訓練を実施しました。今回の訓練では、夜間に病棟で火災が発生した状況を想定し、初期消火の対応や患者役職員の避難誘導、現場での指揮を行いました。また、防災センターに臨時対策本部を立ち上げ院内全体への放送を実施し、有事の際に迅速に情報を伝達できるよう取り組みました。

避難誘導では車椅子による護送とストレッチャーやソフト担架による担送を行いました。緊急時に使用されるソフト担架は、迅速かつ安全に患者を搬送する為に設計されており、搬送時の摩擦やショックを和らげる利点があります。使用方法や搬送方法について確認し、消防職員より持ち上げ方や運ぶ際の指導を受けました。

また、屋外で消火器訓練を行い、消火時の姿勢や使用法を確認しました。訓練後の消防職員による講評では、避難開始までの準備にやや時間を要した点が課題として挙げられました。あわせて、火災時に炎が天井まで達するまでの時間や消火器・消火栓を迅速に使用する初期対応について解説があり、初期消火の重要性を再認識しました

今後も訓練を実施し有事に備えてまいります。

避難訓練の様子
消火器訓練の様子
ソフト担架による担送

(神奈川県厚生連 経営戦略部 企画管理課 石井朋華)