医療と地域を支える
協同組合の理念に惹かれて

私にとって医療は身近な分野で、医療従事者としてではなくとも医療に関わりたいと考え、就職活動では医療メーカーや医療卸を軸に企業研究を進めていました。その過程で文化連を知り、説明会に参加。病院や卸と異なる立場で、共同購買を通じて各地の厚生連病院の経営を持続可能に支えるというミッションに心が動きました。自社の売上だけを追うのではなく、品質・価格・安定供給の最適点を探って医療現場を下支えする協同組合ならではの姿勢が自分の価値観と重なり、ここでなら社会に確かな価値を出せると感じ入会を決めました。業務内容の細部までは正直イメージしきれていませんでしたが、理念と役割への納得感が背中を押しました。

共同購入の業務を担う
医療資材課の一日

私は医療資材課に所属しています。メーカーとの折衝や見積のやり取り、共同購入に関する調整を担い、文化連加盟の病院と組織する「厚生連医療材料全国共同購入委員会」の事務局も務めています。出勤後はメール確認ののち、午前は見積内容の精査や交渉資料の作成。午後はメーカー面談への同席や、委員会開催に向けた日程・資料・会場等の準備にあたります。扱うのはマスクやガーゼ、手術用ガウンなどの医療材料で、品質・価格・供給安定性を踏まえて推奨品を選定し、病院へ同一条件での提供を実現します。一般企業でいえば営業アシスタントや営業事務に近い立ち位置で、卸企業や病院と直接やり取りする業務課と役割を分担し、私はメーカー窓口として情報整理と条件交渉を進めます。地道な積み上げが中心ですが、広域調達の最適化に直結する責任と手応えを日々感じています。

連携で広げた採用拡大と
交渉成果に感じる成長

やりがいは、部門連携で成果が跳ねる瞬間にあります。手術用ガウンの推奨メーカーを選定した案件では、業務課の全国提案が後押しとなって採用が広がり、メーカーから追加の値下げ提案を引き出せました。病院はより良い条件で購入でき、メーカーも数量拡大のメリットを得る、まさに三者間のWin-Winを実現できる仕事です。自分の成長面では、二年目以降にメーカー面談へ同席する機会が増え、電話で私名指しの相談を受けるようになったとき、担当者として認められた手応えがありました。また、年一回の泊まりを含む二日間の会議の運営では、準備の大変さを乗り越えた達成感が自信に変わりました。働く環境はまわりのサポートが強固なため、疑問点をすぐ上司や先輩に確認でき、意思決定のスピードが上がる点も私には大きな働きがいです。

学生へのメッセージ

文化連の仕事は目立つ場面は多くありませんが、病院経営と医療の持続性を支える重要な役割です。利益追求のプレッシャーではなく、品質・価格・供給の最適化を粘り強く追う姿勢が求められます。医療に関心があり、誰かの役に立ちたい方には向いている職場だと感じます。ぜひ説明会で、協同組合ならではの仕事のリアルに触れてみてください。有給休暇が取りやすく、繁忙期以外は定時で帰れる日も多いので、仕事と生活のバランスを大切にしたい人にもおすすめです。

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