会議・研修

薬剤業務を改善し、医療スタッフの負担軽減

第13回厚生連購買担当常勤役員・参事会議を開催

本会は10月25日、オンラインで第13回厚生連購買担当常勤役員・参事会議を開催。15厚生連から23人が参加しました。

本会より、令和6年度医薬品・医療材料等の共同購入にかかる上期の取り組み状況と下期の課題について、「共同購入ビジョン~非営利・参画の構想~」Ver.2の進捗と課題について等を報告しました。

特別講演では、公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院の薬剤部本部長の髙栁和伸氏が、「明日からできる薬剤業務改善」と題して講演。薬剤師による処方支援業務については、入院契機疾患に用いる持参薬は入院中には使えないとの厚労省通知により、薬剤師が薬の判別を行ったこときっかけとして、処方支援業務に幅広く取り組み、時間外処方の減少など医師や看護師の負担軽減につなげた経験について紹介されました。後発医薬品やバイオシミラーの使用推進については、薬の有効性・安全性・経済性の評価をもとにフォーミュラリを策定して活用を進めていることを紹介。いずれの事例も、各病院で容易に実践可能なことなので、早期に取り組みを開始して改善を続けることが、病院全体の改革や業務負担軽減につながると強調されました。